2023年、さいごの夜に
こんばんは、Ellie*です。
いまの作家名は本名の「しおたえり」ですが、まだ「エリーさん」と呼ばれることの方に馴染みがあって、そう呼んでいただけることがうれしかったりもします。
もうすぐ2023年が終わりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
わたしにとっては、十年分の変化が一気に起こったような、嵐にのまれて転覆寸前の船にしがみついていたような一年間でした。
人生がすっかり手に負えなくなってしまって、ふとした瞬間、息苦しくなって気が動転したり、失ったものの多さに気づき涙が止まらなくなったり。
そんななかで、それでも作家活動は休まないと決めてたくさんの展示に出させていただき、時には体調を崩したり、悲しい気持ちのまま画面と向き合う日も多くありましたが…
続けていてよかった、がんばってよかったといまは感じられています。
そんな一年が終わるきょう。
振り返ってみれば、もちろん素晴らしいできごとや心がぽかぽかするような思い出もたくさんありました。
特に秋から冬にかけては、ずっとお会いしたかった方とお話ができたり、日々の暮らしを気にかけてくださる方がいらっしゃったり、宝物のようなあたらしい出会いもあったり…
そして、ずっとそばにいてくれる大切な友人や、まわりのたくさんの方々に支えていただいて。
いろいろなことがあったけれどなんとかしあわせに生きています、と言える年末を迎えられました。
ずっと「いとおしいもの」「いとおしいせかい」を制作テーマとして描いているけれど、わたしの手を離さずにつなぎとめてくれているのは「いとおしいひとたち」なのですね。
今年最後に撮った写真。雨上がり。
まだ暗い雲に覆われてはいるけれど、だからこそ射し込む陽の光がいっそうあざやかで。
いま、わたし雨上がりのよう…と、ふと思いました。
陽が射してきらきらと輝く、いとおしいせかい。
きっと大丈夫、そんな気がします。
わたしに起きた大きな環境の変化は、きっとこれから生み出される作品にもたくさん反映されていくのだと思います。
それは不安でもあるけれど、いまは緊張感をもって描かれるものとひとつひとつ向きあっています。
2024年は、どのように活動していくのかまだ考えている途中です。
限られた人生なのだから、できるだけたくさん展示などに参加できる機会をもって作品を届けていきたいという気持ちもあります。
けれど、変わってしまった日常のなかに埋もれて泣いているわたし自身の手を握って連れ出し、ただひだまりに腰をおろしてまどろむための時間がほしい、とも思っています。
年始の予定としては、1/7より和歌山・Gallery&Cafe AQUAにて開催される「AQUART 2024」。
毎年、成長を見せる機会になればと張り切って参加しています。
そして2月には、先日愛知での「タツコン超」にて選出していただいた「Tatsucon Selection -Osaka-」が大阪・大丸梅田店にて開催されます。
公募展以外では初めての百貨店での展示。緊張しています。
– – – – –
「タツコン超」出展作品
『白くて、やさしくて、気高い』
「魂」がテーマの展示会でした
– – – – –
自分らしくゆったりと日々を生きられることを目標にしながら、それでも目の前のひとつひとつの機会を大切にしていきたいです。
2024年、陽の射すせかいで大切なひとたちと笑っていられますように。
そして、できればたくさん絵を描いて生きていけますように。
いつもインスタ&X(←まだ言い慣れん笑)でお世話になってますKeiです。
今年はエリーさんにとって大変な1年だったんやね。
来年はくれぐれも無理せず心穏やかに、でもエリーさんが後悔なく過ごせるように祈ってます。
来年もよろしくお願いします!