2024-12-07

「TATSUYA ART COMPETITION 2024」出展しています

愛知のGALLERY龍屋さんが毎年年末に開催している、「タツコン」こと「TATSUYA ART COMPETITION」にことしも参加しています。

今回の作品について、すこしお話できたらと思いこの記事を書いてみました。


ことしのタツコンのテーマは「空」です。

わたしは「空」から太陽のひかりを連想し、目には見えない太陽のひかりをたくさんのちいさな虹に変える、大好きな「プリズム」をモチーフにした作品を描きました。

プリズム(主にガラスでできた、多面体の飾り)は「ポリアンナ」という物語をきっかけに好きになり、わたしの部屋にも飾ってあります。

わたしの部屋のプリズム

「ポリアンナ」の話は長くなりそうなので割愛しますが…
かわいらしい虹たちが部屋のなかを揺れているのを見ていると、身の回りの何気ないものや出来事が特別ですてきなもののように感じられる——物語を読んだときの、あの魔法のような体験を思い出します。

今回の作品『ちいさな虹になれたら』は、そんなプリズムのように、またポリアンナのように、きらきらと輝くちいさな虹をまわりのひとたちに届けられるようなひとにいつかきっとなれたらすてきだな…と思いながら制作しました。

ひつじの毛やお花の色は、淡い虹色をイメージしています。

『ちいさな虹になれたら』
オイルパステル、アクリル、コルク

また、いつもはにっこりとした表情で描くことの多いひつじですが、今回は微笑んでいるようにも、ただやさしく見つめているようにも見えるような表情で描きました。

毎日笑って過ごせたらすてきだけれど、たとえそうじゃなくっても。
いろんな気持ちのひとに、そっと寄り添えるといいな…と思っています。

どなたかの心に、淡いプリズムのひかりが届きますように。

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